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moved to KAGAWA
瀬戸内国際芸術祭をきっかけに
男木島に移住
男木島図書館誕生物語(1/2)

香川県へ移住「古民家を改装し図書館をOPEN」

島の魅力を掘り起こし、島の内外に発信する

瀬戸内海に浮かぶ人口約200人の男木島に、2016年2月、図書館がオープンした。築100年近い古民家を改修して作った「男木島図書館」は、観光客や地元の人々が訪れる憩いの場となっている。図書館立ち上げの中心人物は、大阪から移住してきた福井順子さん・大和さん夫妻。図書館づくりに対する思いや男木島での暮らしについて伺った。

――なぜ、男木島に図書館をつくろうと思ったのですか?

NPO法人 男木島図書館 福井順子さん
NPO法人 男木島図書館
福井順子さん

2014年4月に夫と小学生の娘の3人で男木島に移住してきました。私がウェブデザイナーで、夫がIT関係の会社を経営しているので、移住しても同じ仕事を続けていけます。しかし、せっかく移住するなら、仕事だけでなく、男木島でしかできないことがしたいと思いました。

また、島には塾や習い事教室はありません。自分の娘も含めて、島の子供たちが雨の日に集まって宿題をする場があった方がいいのではと考えました。それから私は福島出身・大阪在住でしたので男木島には地縁がありません。移住するにあたって、島の人たちとどのようにコミュニケーションをとっていけばいいかと思案していました。

そういったいろいろな問題を解決する手段として思いついたのが図書館です。もともと本好きでたくさん本を持っていましたし、島に図書館がなかったこともあり、自分で図書館をつくろうと考えたんです。

男木島図書館
男木島図書館

――自分の本を蔵書にしたのでしょうか?

福井順子さん

自分が所有している本は約2千冊ありましたが、それだけでは図書館を運営するには足りません。そこで、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める「クラウドファンディング」という仕組みを利用しました。「瀬戸内海の小さな島”男木島”の図書館を本でいっぱいにしたい!」というプロジェクトで資金を募ったところ、賛同してくれた方々から230万円を集めることができました。そのお金で本棚や追加の本の購入をおこないました。

クラウドファンディングREADYFORより
クラウドファンディングREADYFORより

古民家をリノベーションした味わい深い図書館

――図書館の建物はどうしましたか?

35年近く空き家になっていた築100年近い古民家の権利を手に入れ、そこを改修して使うことにしました。古民家は新築のようにフルリフォームすることもできたのですが、あえてそうはせず、古民家らしさを残しました。島の木材で造られた柱や梁をそのまま使った方が、元からある貴重な資源を生かすことになるし、島の人たちに受け入れてもらえると考えたからです。

男木島図書館、開館に向けて着々と準備中です。今のところ、島の1月とは思えないほどお天気が良くて助かっています。 高松から一級建築士のカワニシさんとお父さんの大工さん親子がいらしてくれて、難所だった2階の梁の差し替えを行ってくださったり、男木...

男木島図書館さんの投稿 2016年1月16日
facebook

改修は大変大がかりな作業になりましたが、FacebookやTwitterなどで呼びかけて島内外から集まってくれたボランティアに手伝ってもらいました。一番遠いところではタイから参加してくれた人もいます。

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男木島図書館 2Fサロン
男木島図書館 2Fサロン

実際に完成すると島の人たちにも好評で、古民家のよさを再発見してもらうことになりました。これは景色の美しさや魚の美味しさについても同じです。外部の人たちが見て素晴らしく価値があるものでも、昔から住んでいる人にとっては当たり前になっている。でも外部のフィルタを通すことで、地元の人たちが島の魅力を再発見できる。図書館にもそういった効果があったと思います。

島民、移住希望者、旅行者などが集う場に

そして2016年2月、多くの人の協力を得て男木島図書館がオープンした。その出来事はニュースでも報道されるほど話題となった。

――オープン後はどのように運営されていますか?

イメージ

開館時間中には観光客の方がよく訪れますね。瀬戸内国際芸術祭のついでに寄ってくださる方も多いですし、図書館目当てで観光に訪れてくださる方もいます。それからインターネットで情報を知った移住希望者が相談にいらっしゃることもあります。

開館時間は平日の13時から17時まで。でも島の人に対してはいつでもオープンにしているので、開館時間以外にフラッと立ち寄っていかれる方が多いです。春休みには子供たちが宿題をしたり本を読んだりしていました。島の人たちがコミュニケーションの場として少しずつ使ってくれるようになってきました。

福井順子さん・大和さん夫妻
2016/6/8 Neojapan
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