2018年は、「明治」に改元されて150年に当たる。山口県ではこれを記念して、2018年までの5年間にわたり、幕末維新をテーマとした観光キャンペーン「やまぐち幕末ISHIN祭」を開催中。山口の食や温泉を楽しみながら、幕末維新の雰囲気を体感できる一大イベントだ。
やまぐち幕末ISHIN祭の「第1章」は、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年放送)に併せて開催され、好評を得た。そして「-維新ふた旅-の取り組みの一つ」である「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」が2017年9月から開催される。
「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」では、この期間にしか体験できない企画がたくさん予定されている。主なものをご紹介しよう。
① 松下村塾の畳の上で学べる「松陰神社宮司による松陰講話」/萩市
多くの幕末維新の英傑を輩出した松下村塾に上がり、宮司の特別講話を聴く貴重な機会。
② 着物で世界遺産の城下町・萩を楽しむ「着物ウィークin萩プレミアム」/萩市
風情漂う萩の町並みに合う着物を着て、町歩きを楽しむイベント。
③ 晋作vs又兵衛大激論の場でランチ「防府天満宮大専坊跡見学」/防府市
幕末に高杉晋作と来島又兵衛が激論を交わした場所を見学し、さらに昼食も楽しめる。
④ 幻想的な夜景を観賞できる「工場夜景バスツアー・クルージングツアー」/周南市
周南工場夜景ビュースポットと食事がセットになったツアー。
⑤ 鉄砲隊の演舞をライブで体感「岩国藩鉄砲隊訓練披露」/岩国市
甲冑に身を包んだ鉄砲隊が行う射撃訓練は大迫力。
⑥ 屋形船に乗って地酒を満喫「秋の錦帯橋『地酒船』」/岩国市
清流錦川に遊覧船を浮かべ、岩国寿司などの郷土料理とともに山口の地酒に舌鼓を打つ。
やまぐち幕末ISHIN祭を楽しむためには、観光協会や宿泊施設、道の駅などで発行されている「おいでませパスポート」をぜひ手に入れたい。このパスポートを観光施設や飲食店、土産店、レンタカー店といった「おいでませ施設(県内外約550施設が登録)」へ掲示することで、割引や記念品などお得な特典が受けられる。
さらに特典と併せてスタンプも押されるので様々な「おいでませ施設」を巡ってスタンプを集めると県産品や宿泊券などが当たるプレゼントに応募できる。
またスタンプ数の条件を満たすと「★★(ダブルスター)」や「★★★(トリプルスター)」へとパスポートがランクアップし、応募できる賞品がより豪華になる。
★★★(トリプルスター)ステージクリアまでの道のり例
デスティネーションキャンペーン前に肩慣らしで夏の下関・長門へ
●1日目:角島で海水浴を楽しみ、対象飲食店で食事。元乃隅稲成神社を見て、付近の宿泊施設で1泊。
●2日目:青海島で観光船に乗船し、観光土産店でお土産を購入。
デスティネーションキャンペーンが始まる秋に岩国・周南・山口へ
●1日目:観光案内所に寄ってから、錦帯橋で地酒船に乗船。その後、ロープウエーで岩国城へ。夜は工場の夜景を楽しみ周南エリアで宿泊。
●2日目:山口・防府エリアに移動し、毛利博物館や山口県立美術館を見学。道の駅に寄りつつ、温泉のある宿に宿泊。
●3日目:山口ふるさと伝承総合センターで「大内塗」箸づくり体験
デスティネーションキャンペーン末期の冬に下関・萩・山口・防府へ
●1日目:下関でレンタカーを借り、海峡ゆめタワーや下関市立しものせき水族館で観光。昼にふく料理を楽しんだ後、秋吉台を見学し、対象宿泊施設に1泊。
●2日目:道の駅に寄りつつ萩・長門エリアに移動。対象飲食店で昼食をとった後、萩・明倫学舎を起点に指月公園(萩城下町)や松下村塾を見学、萩八景遊覧船に乗船。日本海を一望するホテルに宿泊。
●3日目:山口・防府エリアに移動。立ち寄り湯で温泉を楽しみつつ、防府天満宮や英雲荘などの観光スポットを巡り、土産店で買い物をして帰宅。
●後日:東京都内の対象飲食店で食事し、「おいでませ山口館」で特産品の買い物をし、スタンプをゲット。