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復活した宮崎牛
日本のひなた宮崎県
写真©2016 JA-MIYAZAKI KEIZAIREN

アクシデントを乗り越えて復活した宮崎牛

宮崎県は、畜産が農業産出額の約6割を占めている。宮崎牛、みやざき地頭鶏、宮崎ブランドポークといずれも日本屈指のブランド肉だ。宮崎県は黒毛和牛の名産地であるが、「宮崎牛」を名乗ることを許されるのはごく一部の最上級の肉牛のみだ。

肉牛農家が廃業に追い込んだ口蹄疫を乗り越え和牛のオリンピックで、史上初の連続日本一に輝く

宮崎牛は豊潤で奥深い味わいとあふれるほどの肉汁が特長。その品質の高さは、国内外でも揺るぎない評価を確立している。その代表格が、和牛のオリンピックと称される「全国和牛能力共進会」で史上初の2連覇という快挙を達成したことだろう。全国和牛能力共進会とは、5年に1度開催される和牛の品評会。全国の和牛の名産地から厳選された牛が集結する。宮崎県は、日本の中でも最高峰の和牛の生産地であるが、ここにたどり着くのは決して平坦な道のりではなかった。

ストレスのない放牧で育つ牛たち
ストレスのない放牧で育つ牛たち

2010年4月、宮崎県内に口蹄疫が発生した。ウイルス感染の可能性があると殺処分の対象となった牛は69,454頭と、当時宮崎県で飼育していた牛の22%にのぼる。多くの種雄牛も殺処分の対象となった。さらに風評被害の影響で1,000軒を超える肉牛農家が廃業に追い込まれ、宮崎牛の存続さえ危ぶまれる状態に陥った。それからわずか2年後の2012年、宮崎牛は2回連続の日本一に輝いたのだ。

和牛オリンピックで連覇を成し遂げた生産者・関係者のみなさん
和牛オリンピックで連覇を成し遂げた生産者・関係者のみなさん

宮崎牛存続の危機からわずか2年で、再び日本一の称号を手にした原動力は、「よりよいものを作るために決して妥協をしない」という精神。そして、防疫体制の整備や畜産経営再開への手厚いサポートなど宮崎県と畜産業界が一丸となって、宮崎牛存続の危機を乗り越えようとした。口蹄疫という想定外のアクシデントは、全国に先駆けて一層の衛生管理の安全配慮につながり、宮崎牛のさらなる品質向上と信頼回復へと導いたのだ。

肉質の良さ、細かい脂身、芳香な香りが特長
肉質の良さ、細かい脂身、芳香な香りが特長
肉質の良さ、細かい脂身、芳香な香りが特長
宮崎牛
宮崎牛
宮崎牛
2016/8/30 Neojapan
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